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めまい大辞典では、目眩の原因・症状・対策などを一般の方にも分かりやすくご説明しております。

2009年5月 2日

食べ物でめまいを解消 -摂取した方がいいもの-

 私たちの体は、外部から体に必要な物質を体内に吸収し、いらなくなった物質を体外に排出して生きています。いくら自律神経を整え、休養を取り、脳脊髄液の流れを良くしたりして対策をしたとしても、食べたり飲んだりするものが、治すのを妨げる作用があるようでは、めまいは治りません。 そこで、このページでは、めまいにいい食べ物を栄養素も含めてお伝えいたします。

めまいにお悩みな方が、避けたほうが方がいい食べ物に関しては「食べ物でめまいを解消-摂取控えるもの-」をご覧ください。

では、オススメしたい物をご紹介します。

  1. αリノレン酸
  2. トリプトファン
  3. ビタミンE
  4. ビタミンB群
  5. ビタミンC
  6. マグネシウム
  7. 亜鉛

▼αリノレン酸

【多く含まれている物】

サバ、イワシなどの青魚・シソ油

【理由】

 オメガ3と言われるαリノレン酸には、脳細胞を正常化させる働きがあります。また、炎症を抑える作用や血液の流れを良くする作用があります。

▼トリプトファン

【多く含まれている物】

納豆、豆腐などの大豆製品

【理由】

 タンパク質の構成成分であるアミノ酸の一種であるトリプトファンは、不安を和らげる効果があります。また、めまいを治す神経(副交感神経)の働きを活発にする効果があります。

▼ビタミンE

【多く含まれている物】

お肉

【理由】

 利尿作用があり、体の中の余分な水分を排出する働きがあります。また、疲労の回復を早め、ストレスを緩和させる働きもあり、血液をサラサラにする効果もあります。αリノレン酸を多く取る方はビタミンEも多く取る必要があります。つまり、めまいのある方はαリノレン酸とビタミンEは、セットで多く取った方がいい栄養素です。

▼ビタミンB

【多く含まれている物】

玄米・胚芽米・多くの野菜

【理由】

 ビタミンE同様に利尿効果もあり、更に神経を正常化させる働きがあります。めまいを治す神経である副交感神経を働かせる作用もあります。また、乗り物酔いを防ぐ効果があるので、平衡感覚を強くする働きもあります。

▼ビタミンC

【多く含まれている物】

多くの野菜・柑橘類・じゃがいも

【理由】

 ビタミンE同様に血液をサラサラにする作用があります。また免疫力を高める効果があります。更にケガや病気を早く治す作用もあるため、体の弱っている時はたくさん取りたいところです。また、ビタミンCは熱に弱いので火にかけないようにしましょう。じゃがいものビタミンCは、熱に強いので火にかけても問題ありません。

▼マグネシウム

【多く含まれている物】

貝類・豆類・ナッツ類・緑黄色野菜

【理由】

 マグネシウムは、イライラを取る働きがあるので、めまいの原因である可能性が高い精神的ストレスを軽減させます。カルシウムと一緒に取るとこの作用は倍増します。

▼亜鉛

【多く含まれている物】

魚介類・カボチャ・レバー

【理由】

 亜鉛にもイライラを取る働きがあるので、めまいの原因である可能性が高い精神的ストレスを軽減させます。脳の機能を正常化させる働きもあります。また、亜鉛は加工段階で失われることが多いので、注意が必要です。


以上、オススメしたい食べ物をご紹介しました。

※めまいにお悩みな方が、避けたほうが方がいい食べ物に関しては「食べ物でめまいを解消-摂取控えるもの-」をご覧ください。

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