耳鳴り・難聴|めまい大辞典

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めまい大辞典では、目眩の原因・症状・対策などを一般の方にも分かりやすくご説明しております。


2009年4月30日

耳鳴り・難聴

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 めまいに伴う症状に「耳鳴り難聴」があります。めまいについては既にたくさんご説明しておりますので、ここでは耳鳴りや難聴についてお話しした後、めまいとの関係についてお話します。耳鳴りや難聴にはそれぞれ2つの種類があります。

【耳鳴り】

  1. 他覚的耳鳴り(たかくてきみみなり)
  2. 自覚的耳鳴り(じかくてきみみなり)

【難聴】

  1. 感音性の難聴
  2. 伝音性の難聴

では、耳鳴り・難聴それぞれをご説明いたします。

▼他覚的耳鳴り(たかくてきみみなり)

 他覚的耳鳴りは、他の人が聴診器などを使えば聞くことができる耳鳴りのことを言います。これは実際に耳鳴りの音源がはっきりしており、気のせいではないということです。他覚的耳鳴りの例では、血液の流れる音が聞こえてしまったり、自分の呼吸の音が耳鳴りに聞こえたりする場合があります。耳管開放症という病気の場合、自分の体の内部の音が響くように聞こえることがあります。

▼自覚的耳鳴り(じかくてきみみなり)

 自覚的耳鳴りは、他人では聞くことができないため、音源が本当にあるかどうか分かりません。そのため、心ない医師が気のせいなどと言ってしまうことがあります。主に内耳の神経などに問題があることが多いのですが、脳の障害の場合もあります。腎臓病・糖尿病などの方にもこの耳鳴りが起こる方がいます。

▼感音性の難聴

 感音性とは、音を感じる場所のことであり、ここに何らかの問題があり耳鳴りや難聴があることを感音声の難聴と言います。音を感じる器官とは、鼓膜・小耳骨・蝸牛のことを言います。鼓膜は音を拾い、小耳骨は蝸牛に音を伝え、蝸牛は音を電気信号に変えて蝸牛神経(伝音性器官)に送ります。この鼓膜から蝸牛までの器官でもトラブルで難聴になることを感音性の難聴と言います。

▼伝音性の難聴

 伝音性の難聴とは、感音性器官で感じた音を脳に伝える場所でのトラブルで難聴になることを言います。音は蝸牛で電気信号に変えられてから蝸牛神経で脳に伝わります。この時に蝸牛神経に問題があり、脳に電気信号が伝わらない場合や、蝸牛神経が脳に音の電気信号を伝えても、脳がそれを感じられない場合は、伝音性の難聴となります。

めまいと耳鳴り・難聴の関係

 めまいを起こす方は耳鳴りや難聴を伴うケースが少なくありません。何故なら、めまいを感じる三半規管や前庭器官は、音を電気信号に変える器官の蝸牛との距離は、たったの1㎝ぐらいしかありません。そのため、三半規管などで狂いが起きた場合は、その狂いが蝸牛に伝わります。すると、めまいと耳鳴りや難聴が同時に起こるというわけです。

 3つ同時の時もありますが、めまいと耳鳴りだけ、めまいと難聴だけというパターンもあります。しかし多くの耳鳴りは難聴を伴うので、めまいと耳鳴りと難聴はセットで起こる場合が多いです。また、めまいを感じる前庭神経と音を感じる蝸牛神経は、途中まで一緒にくっついています。これを内耳神経と呼びますが、内耳神経に問題があれば、めまいも耳鳴りも難聴も起こることになります。

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