脳脊髄液の循環が悪くなる原因|めまい大辞典

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めまい大辞典では、目眩の原因・症状・対策などを一般の方にも分かりやすくご説明しております。


2009年5月15日

脳脊髄液の循環が悪くなる原因

 脳脊髄液の循環が悪くなる原因は...?

 脳脊髄液は分泌過剰になることはほとんどなく、脳圧が上がる理由は循環不足によるものがほとんどです。その循環不足の原因は、頭蓋骨のゆがみ・姿勢の悪さ・呼吸の仕方の悪さの3点です。
※めまいとの関係については「脳脊髄液とめまいの関係」のページをご覧ください。

 頭蓋骨は、先ほどお伝えしたように、立体パズルのように組み合わさっています。そのため、一つの骨がゆがむと、他の骨までがその歪んだ骨に影響を受けてゆがみ始めます。すると、頭蓋骨がポンプ役のように動かなくなり、脳脊髄液の循環不足が起こります。すると脳脊髄液、つまり脳内の圧力が高くなってしまうのです。

 また、姿勢が悪いと言われる猫背の方は、首を上に見上げるように顎を上げたようにして前を向くことになります。すると、脳脊髄液が流れる重要なポイントである脳と脊髄の境目部分にある脳脊髄液の通り道が狭くなってしまいます。すると、脳脊髄液は脊髄の方へ流れるのを阻害され、頭蓋内圧(つまり脳脊髄液の圧力)が上がってしまうのです。

» 良い姿勢の作り方について...

 その他、呼吸が浅いと頭蓋骨の動きが悪くなります。頭蓋骨がポンプのような動きをするというのは先ほどお伝えいたしましたが、この動きは呼吸のリズムと一緒に動くのです。そのため、呼吸が浅くなると頭蓋骨の動きが小さくなり、脳脊髄液のポンプ作用が低下してしまいます。すると、頭蓋骨の中から脊髄の方へ脳脊髄液が流れなくなります。

 この結果、頭蓋内圧が上がってしまうことがあるのです。 呼吸が浅いことで、体の調子が悪くなることがありますが、これは脳脊髄液の流れが悪くなるというのも一つの要因なのです。

» 良い呼吸の作り方について...

 脳脊髄液の循環不足によるめまいの対策

 脳脊髄液の循環不足で起きるめまいの対策は、頭蓋骨のゆがみを治し、姿勢や呼吸を治すことです。自分で頭蓋骨のゆがみを治すのは難しいですが、姿勢を良くしたり呼吸を良くしたりすることなら自分でも出来ますのでやってみてください。

  1. 良い姿勢の作り型
  2. 良い呼吸の作り方

▼良い姿勢の作り方

 めまいに直接的に影響を及ぼすのは、特に背中から上の部分です。この部分の姿勢を良くすることで、めまいを改善できる場合もありますし、悪化を食い止めることもできる場合がありますので参考にしてください。

 めまいに良い姿勢は、肩のラインの上に耳が来るよううな形になります。肩より前に耳が出ないようにしてください。もしどうしても肩のラインより耳が出てしまう時は、顎を引くような形を意識するようにしてください。 特にパソコン作業の多い方は、顔がモニターに近づいてきて顎が上がってしまいます。すると、いつの間にかに肩より前に顔が出てしまっています。この姿勢は脳脊髄液の循環が悪くなり、めまいの素となります。

 肩の上に耳を持ってくるような姿勢をしても良くならない、肩の上に耳を持ってくる姿勢ができなない、この姿勢が維持できないなど、姿勢を良くするのがなかなか出来ない方は、首の骨にずれがある可能性があります。また、後頭部と首の間の筋肉が縮んででしまっている可能性もありますので、整体などで治す必要があります。
※めまいにも非常に詳しい整体専門家集団「健療院グループ」(外部サイト)

▼良い呼吸の作り方

 めまいに良い呼吸とは、ゆっくりとした呼吸で大きな呼吸です。こうすることで、呼吸のリズムと一緒に動く頭蓋骨が正常な範囲で動けるようになるのです。特に緊張を強いられることが多い方、ストレスが多い方は、呼吸が浅く小さな呼吸になっているので、毎日意識的にゆっくりと大きな呼吸をする時間を持つことが重要です。

 おすすめは、5秒間息を吐いたら、5秒間息を吸うことを繰り返す方法です。多くの呼吸法は息を吐く方を2倍ぐらい長めにするといわれることが多いですが、同じ時間吸ったり吐いたりするだけでも効果はあります。メトロノームなどがあるとタイミングがつかみやすいですよ。5秒間が出来ない方は、最初は4秒から始めても構いません。

 腹式呼吸の方がいいですが、出来ない方は胸式呼吸でも構いません。寝てやっても、座ってやっても、立ってやっても構いません。良い呼吸をするときは姿勢もよくすると効果が倍増になります。
※めまいにオススメの動画「心と体が楽になる呼吸法」(外部サイト)

» 脳脊髄液とめまいの関係について...


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