めまいの種類|めまい大辞典

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めまい大辞典では、目眩の原因・症状・対策などを一般の方にも分かりやすくご説明しております。


2009年2月13日

めまいの種類

 めまい種類は全部で下記の3種類あります。
あなたのめまいがどの種類なのかを、あなた自身が知っておく必要があります。

  1. ぐるぐると回転する回転性のめまい。
  2. フワフワとする動揺性のめまい。
  3. 目の前が真っ暗になり、意識を失いそうになるめまい(眼前暗黒感)

 なぜ上記のように色々な種類があるかというと、それは原因となっている場所が違うからです。

▼回転性のめまい

 回転性のめまいの原因場所は、主に三半規管(さんはんきかん)にあります(脳の場合もあります)。三半規官は耳の中にあり、中はリンパ液で満たされています。体が動くと、このリンパ液も一緒に動き、体がどの方向に動いたかを三半規管の神経が察知します。

 しかし色々な原因でリンパ液が多くなりすぎたりすると、体が動いてもいないのにリンパ液の圧力でリンパ液が動いてしまい、体が動いていると勘違いをしてしまいます。すると、ぐるぐると回るようなめまいを感じることになります。このような回転性めまいは、メニエール(またはメニエール氏病)が代表的な病名ですが、メニエール以外でも前庭神経炎などでも起こります。

 また、三半規管の隣には蝸牛という場所があります。ここは音を感知する場所になります。三半規官のお隣さん同士のため三半規官の障害が蝸牛に広がる場合があります。この場合、めまいと同時に耳鳴りが起きる場合があります。また、回転性のめまいは気分が悪くなることで、吐き気や嘔吐をともなうことがあります。


耳の解剖図

▼動揺性のめまい

 動揺性のめまいの発生場所は、脳幹や小脳というところにあります。脳幹は、脳の一番下にあり、平衡感覚をコントロールするところでもあります。小脳は大脳の後ろにあり、やはり平衡感覚などをコントロールしております。

 脳幹の機能が低下していたり、病気になっていたりすると、フワフワと雲の上を歩いているようなふらつきを起こすめまいを感じることがあります。脳幹は平衡感覚以外にも呼吸 心拍 血圧 嘔吐反射などをコントロールするところなので、めまいと同時に吐き気、呼吸が苦しく感じる、動悸、飲みこみずらい、ろれつが回らない、高血圧または低血圧などの症状も一緒に出ることがあります。

 また、脳幹は自律神経の大元であるため、自律神経失調症やうつ病でもめまいの症状が出ることがあります。小脳の機能低下でもめまいは発生します。小脳は体の微妙な動きをコントロールしているので、小脳の機能が低下すると、よく転んだりコップを取ろうとして間違ってコップを倒してしまったりします。


脳の解剖図

▼眼前暗黒感

 眼前暗黒感という、目の前が真っ暗になり意識を失いそうになるめまいの発生場所は脳です。脳が虚血状態になることで起こります。一番分かりやすいのは立ちくらみです。立ちくらみは起立性低血圧ともいい、座った状態からいきなり立ったりしたときに、脳に血液が送られず目の前が一瞬真っ暗になり、ふらふらしてしまうことです。

 ひどい場合は、脳の虚血状態が続き失神してしまうことがあります。原因は疲労により、環境の変化に体がついてこられなくなることです。例えば、急に立ったりした時は頭の位置が上がります。すると血液は、急に頭の高さが上がった分、急に高いところまで行かなければならなくなります。

 通常、血管が収縮して血圧を上げることにより対応するのですが、体の疲れにより血圧を急に上げられなくなると、立ちくらみなどを起こすのです。まれにお酒を飲み過ぎたり、アレルギーのショックの時にも起こります。また、ショッキングな出来事と遭遇したり、風呂上がりでも眼前暗黒感が起こったりします。

 これらの3つの種類が混合して起こる場合もありますし、1種類だけの場合もあります。ひどい場合は、3つ全てが起こる場合もあります。また、めまいが良くなる過程で、その種類が変わることがあります。回転性のものは、良くなる途中で動揺性のめまいに変化することがあります。


めまいの種類

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